hdd・ssdクローン

SSD / HDDのクローンを作成する方法

ハードディスク(HDD)の交換や、HDDからSSDに変えたい場合、交換しただけではディスクの中に何も入っていないのでWindowsが起動しません。

使えるようにするには新たにWindowsをインストールするか、使っていたHDDのクローン(システムとデータのコピー)を行う必要があります。

クローンの種類

ディスクのクローンを行う方法は主に2種類あります。

  1. ソフトを使ったクローン
  2. 機械を使ったクローン

1)ソフトを使い、元ディスクのデータをそのまま新しいディスクのコピーします。システムデータごとコピーするのでほぼ以前の環境のまま使えますが、一部ソフトはライセンスの再認証が必要になることがあります。元ディスクの完全な複製ではないので、正確にはクローンとは呼べないと思いますが、一般的にクローンソフトと呼ばれているので、ここでもソフトを使ったシステムやデータコピーのこともクローンと説明します。

2)デュプリケーターという機械を使ってクローンを行う方法です。HDDやSSDを直接機械に接続しクローンを作成できます。機種によって性能や価格が変わってきます。

今回は市販ソフトのAcronis True Imageを使ったクローンを紹介します。

 

必要なもの

ここでは、SATAのHDDからSATAのSSD(もしくはHDD)にクローンを行う場合に必要なものを紹介しています。IDE、M.2、mSATA、などSATA以外の規格には使えません。

  • クローンソフト
  • USBメモリ
  • SATA変換ケーブル

クローンソフト

クローンソフトはいくつかありますが、今回は有名な「Acronis True Image」を使ってクローン作成したいと思います。直接購入してもいいですが、ソースネクストが販売しているAcronis true Image Plusが安いのでおすすめです。

USBメモリ

ブータブルUSB(アクロニスをUSBメモリから起動)を作成するためUSBメモリが必要です。容量は数GBあれば十分ですが、32GBも価格が変わらないので大容量を買っといた方がお得ですね。

SATA変換ケーブル

HDDは2.5インチと3.5インチのサイズがあります。
それぞれに使えるケーブルが違い、2.5インチはどちらでも使えますが、3.5インチは電源アダプタないと動作しません。

一般的にノートパソコンには2.5インチ、デスクトップパソコンには3.5インチが搭載されていることが多いです。

2.5インチ SATA変換ケーブル

3.5インチ SATA変換ケーブル

3.5インチはケーブルだけでは動作しないので、電源アダプタ付きのケーブルが必要になります。

SSD

SATAタイプ 2.5インチのSSDは何でもいいですが、安すぎるやつはすぐ壊れるのでやめといた方がいいです。販売実績、保証、価格を考えるとクルーシャルのSSDがおすすめです。

クローン作成の手順

Acronisがインストールされているパソコンの場合はWindowsを起動したままでクローンを作成できるようですが、今回はWindowsは起動せずブータブルUSBからAcronisを起動させクローンを行う方法を紹介します。

Acronisのインストールは説明書通りに進めるだけで完了するので、ここではインストール手順の説明は省きます。

  1. クローンソフトのブータブルを作成
  2. ブータブルUSBからAcronisを起動
  3. クローンを作成

クローンソフトのブータブルを作成

Acronisのインストールが終わったら、USBメモリを接続しAcronis True Imageを起動します。

起動したら左サイドバー「ツール」→「ブータブルメディアビルダー」を選択します。

構成が変わる別のパソコンで使用する場合は「詳細」で細かな設定を行いますが、基本的には「シンプル」を選択で問題ないと思います。

先程接続したUSBメモリを使用するので、間違いないか確認したうえで選択してください。

作成するUSBメモリに間違いないか再度確認して「実行」をクリック。間違えて他のボリュームやディスクを選択するとデータが消えてしまいますのでご注意ください。

ブータブルメディアが作成されたので「閉じる」を押してパソコンもシャットダウンしてください。

ブータブルUSBからAcronisを起動

パソコンをシャットダウンしたまま、作成したブータブルUSBを接続します。USBやDVDブートを行いブータブルAcronisを起動させます。

機種や設定によって変わりますが、電源投入後「F12」を押すとブートオプションが表示され、起動ディスクを選べるものが多いです。

わからない場合は「パソコンの機種名 USB起動」「パソコンの機種名 ブートメニュー」といったワードで検索すると情報が出てくると思います。

また、BIOSやUEFIの設定によってUSBやDVDからブートさせない設定になっている場合もあるので、電源投入後「F2」や「Delete」を押してBIOS/UEFI設定画面を起動し設定を確認してみてください。

Windows10の場合「設定→更新とセキュリティ→回復→PCの起動をカスタマイズする」の順で詳細オプションに入り「トラブルシューティング→UEFIファームウェアの設定」でもUEFI設定画面に入ることができます。

クローンを作成

ブータブルUSBから起動すると上記画面が表示されます。左サイドバー「ツールとユーティリティ」→「ディスクのクローン作成」をクリックします。

「自動」を選択するとクローン元(ソース)とクローン先(ターゲット)をアクロニス側が勝手に判別するので、ここは自分で選択できる「手動」を選択します。

ソース選択画面

まずはソース(クローン元)を選択します。
上の「ソース選択画面」画像では、今回作業した私の環境では3つのディスクがソースとして表示されています。接続しているディスクによって表示される内容が違うので、それぞれのディスクの容量や型番を確認しておいてください。以下は今回私がクローンを行うHDDとSSDの型番です。


●クローン元●
2TB HDD 型番:ST2000DM001

●クローン先●
1TB SSD 型番:CT1000MX500SSD1

クローン元(HDD)からクローン先(SSD)にクローンをしたいので、ここではソースに「ST2000DM001」を指定します。ディスク3を選択して「次へ」をクリック。

ターゲット選択画面

ターゲットには「CT1000MX500SSD1」を選択し「次へ」をクリックします。

基本的にソースがターゲットより大きいとクローンができませんが、アクロニスでは「以降先にあわせる」を選択すると、ターゲットの容量が小さくても自動的に調整してくれます。※ソースの使用容量がターゲットの容量を超えている場合はクローンできません。

【例:ソース500GB、ターゲット250GBのディスクを使う場合】
●ソース容量500GB中100GB使用している場合:クローン可能
●ソース容量500GB中300GB使用している場合:クローン不可

「以降先にあわせる」を選択し「次へ」をクリックします。

最終確認画面です。未使用のSSDなので適用前はデータが入っていないので白ですが、適用後はHDDがクローンされデータがコピーされるので緑色になっています。

「実行」を押すとクローン開始となります。ソース、ターゲットを間違えているとデータが消えてしまいますので、間違いないかもう一度確認してから実行を押してください。

クローン実行中ですのでしばらく待ちます。

クローンが完了したので「☓」マークをクリックしアクロニスを終了させます。

クローン完了

あとは、クローンしたディスクをパソコンに取り付け起動すれば作業完了です。Officeなどの一部ソフトはライセンス認証が外れてる場合があるので確認してください。