iMac21インチのメモリ交換とSSD交換方法

iMac21インチのハードディスクをSSDに交換+メモリを増設する方法をご紹介します。
本体の分解を行うのでディスプレイが割れたりパーツ破損、最悪起動しなくなる恐れがあります。自己責任で作業お願いします。

今回はiMac (21.5-inch, Late 2012)を交換しました。2012年以降はだいたい同じ手順で分解ができますが、2017年以降のモデルはマイクが下に付いているため注意が必要です。

出典:iFixit
https://www.ifixit.com/Guide/iMac+Intel+21.5-Inch+Retina+4K+Display+(2017)+Logic+Board+Replacement/95631

SSD交換に必要な工具、パーツ

  1. SSD
    21インチには2.5インチのハードディスク(HDD)が入ってるので、2.5インチのSATAタイプのSSDが必要になります。

  2. メモリ
    モデルによって増設できるメモリが変わりますので「iMac (21.5-inch, Late 2012)」といった情報で検索すると出てくるAppleの技術仕様ページで確認してください。「オプション●●GBに変更可能」と載っているかと思います。Apple公式の情報以上のメモリ容量でも使えるようですが私はやったことないのでわかりません。今回交換するモデルはLate2012なので最大16GBとなります。

    あと、Late2012年以降のDDR3メモリは低電圧タイプを使用しないと不具合が出るといった情報もあるので、念のため低電圧対応メモリを購入したほうがいいと思います。

  3. ドライバー
    トルクスドライバー「T8」「T10」、プラスドライバー「00」が必要です。SSD交換のみの場合はTR9のみでも大丈夫ですが、メモリ交換はロジックボード分解しなければいけないのでTR8と+00が必要になります。

  4. 薄いカードもしくは専用オープナー
    ディスプレイを固定しているテープを外すときに使用します。Mac分解サイトのiFixitが販売している専用オープナーがベストだと思いますが、磁気カードのような薄いカードでも代用できます。今回は近鉄の回数カードを使用しました。

  5. ディスプレイ固定用両面テープ
    分解後にディスプレイを固定するために使用します。すごく強力な両面テープならいけるかもしれませんが、ナイスタックはディスプレイが落ちてきた人がいるのでやめといた方がいいです。やはり専用テープをおすすめします。

  6. エアダスターと掃除機
    iMacの内部はホコリが溜まっているのでこの機会に掃除してもいいですね。

分解に絶対必要なのは1〜4ですね。

     

iMac SSD交換手順

1.ディスプレイを固定しているテープを剥がす

液晶が倒れないようiMacをテーブルに寝かせます。そのままでは液晶に角度がついて作業しにくいので、筐体背面にダンボールなどをかましてディスプレイを水平に固定すると作業しやすいと思います。

カードで液晶テープを剥がす

オープナーか磁気カードをディスプレイとアルミ筐体の隙間に差し込み、テープを剥がしていきます。グイグイ奥までやるとケーブルやカメラなどのパーツが傷つくこともあるので、とりあえず3cmほどにして様子をみながら上側と左右のテープを慎重に剥がしてください。

液晶ケーブルをはずす

上部を持ち上げる

上と左右のテープを剥がしたら液晶パネル上部を軽く持ち上げ液晶の電源+ケーブルを外します。

液晶コネクタを抜く

まずは手前の電源ケーブルコネクタの両サイドにツマミがあるので、軽く押しながらスライドさせ引き抜きます。次に液晶コネクタの黒い帯を上にあげコネクタのロックを外しコネクタをスライドし外します。片手でディスプレイを支えながらの作業になるので慎重に外してください。コネクタを破損させたら終わりなのでくれぐれも慎重に。

パネル下部のテープを剥がす

液晶ケーブルを外したらパネル下部のテープを剥がします。パネルをゆっくり持ち上げると両サイドにテープのピョコっと出ているのでそれを引っ張って剥がしていきます。

テープを引っ張る

上の画像のようにテープをゆっくり引っ張りながら剥がします。途中で切れてしまった場合は磁気カードを隙間から差込みスライドしてテープを剥がします。

テープが切れたらカードを差し込み剥がす
液晶に貼り付いたテープを剥がす

液晶パネルが外れたらパネル側、本体側に残っているテープを剥がしてください。

ハードディスクを外す

ハードディスクをはずす
HDDをはずす

トルクスドライバーT10を使い「左スピーカー」と「HDD固定パーツ」を外します。スピーカーは少し左に寄せるとHDDケーブルが抜きやすくなります。

電源ユニット、ファンを外す

電源ユニット、ファンを外す

まずはプラスドライバー00番で黄丸ネジをはずし黄枠部分を上に引っ張り外します。赤丸はT10、青枠のコネクタを外します。ネジはクリアファイルなどに布テープを貼り、テープにネジを同じ場所に置くと戻すときにわかりやすいのでおすすめです。

電源ユニットコネクタ

電源ユニットのコネクタ2箇所をはずします。

ロジックボードを外す

ロジックボードのネジを外す

赤はT10、黄色はT8を使いロジックボードのネジを外します。青枠はコネクタ、緑枠は無線アンテナですのでコネクタを外してください。ロジックボードはゆっくり上に抜く感じで外せますがHDDケーブルが接続されているので裏面を確認しながら外してください。スピーカーを少し右側にずらした方がボードが外しやすいと思います。

SATAケーブルを外す

ロジックボードの裏面にSATAケーブルと奥に電源ケーブルの2本が接続されていますので取り外します。

メモリを交換する

メモリスロット

メモリ横のノブ?を軽く外側にスライドさせるとメモリが外せるので、新しいメモリと交換します。交換が終わったら逆の手順で組戻します。

組み戻す

組み戻す際にUSBを差す

ロジックボードのネジを止める際は、USBコネクタにメモリやマウスなどを差しておくと、組み上げたあとにUSBが刺さらない…といった悲劇を防ぐことができます。

SSDにを取り付ける

SSDにクッションを取り付ける

元のHDDについていたゴムクッションをSSDに取り付けます。両サイドが粘着テープでとまっているだけですので簡単に剥がせます。

組戻し完了

ディスプレイを仮止めしOSインストールを行う

すべてのパーツを組戻したらOSを再インストールするなり、TimeMachineバックアップなどから復元が必要ですが、この段階でテープで液晶を貼り付けてしまうとメモリやSSDの不具合やケーブル接続忘れなどがあった場合に面倒になるので、液晶パネルを養生テープで仮止めし作業を行うことをおすすめします。

液晶固定テープを貼る

私は先にテープを筐体のみに貼り、液晶側のフィルムは剥がさずに液晶パネルを接続します。パネルの位置を調整し、上下左右を養生テープで固定した状態でOSインストール作業と動作確認を行います。インストールと動作に問題がなければ、液晶固定テープを貼り付けます。

Mac OSのインストール方法はこちらの記事をご覧ください。

液晶パネルを貼り付ける

液晶テープを剥がし固定する

きれいに貼るコツ

  1. 上側のみ養生テープを残し、左右と下の養生テープを剥がす
  2. パネル下側を少しだけ開き、固定テープのフィルムを剥がす
  3. 左右の位置を調整しながら下側のみ貼り付け
  4. 上側の養生テープを剥がし、上部を少し開き残りのテープフィルムを剥がす
  5. カメラ部の指紋、埃を除去しディスプレイを貼り付ける

完成

ストレージ情報
メモリ情報

Mac OSを起動しSSD、メモリとも正常に認識されていますので作業完了です。